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2016年度展示情報

更新日:2021年11月29日更新 印刷ページ表示

展示及びイベント情報(2016〜2017)

2017 2 February ・・・・・・Gallery 02

企画展チラシ画像の画像1

カラスヤマコレクション展
「節句かざりのいま・むかし」終了しました。

開催期間 平成29年2月18 日(土曜日)から平成29年5月23日(火曜日)まで
観覧料 無料
場所 烏山民俗資料館 Gallery 02

展示概要

 節句を祝う習慣は、全国に広がるとともに、次第に庶民まで浸透することとなります。節句の日を彩る節句かざりもまた、階層性や地域性が生まれるとともに日本各地で製作・販売されるようになりました。
 さらには、こうした節句かざりは時代の変遷に合わせて変化を繰り返しながら、いまに至るまで人々に親しまれています。
本展では、節句の中でも特になじみ深い三月三日の上巳の節句と五月五日の端午の節句に焦点をあて、節句行事を華やかに彩ってきた節句かざりを展示します。多種多様な「いま・むかし」の節句かざりをご覧いただくと共に、人々の生活に寄り添って変化を繰り返してきた節句行事の歴史を楽しんでいただければ幸いです。

主な展示品

用瀬の流し雛、高松張子「奉公さん」、犬張子、屈原押絵人形、「江戸日本橋十軒店の節句風景(「Le tour du monde」1860〜1914)、「端午市井図」天保九年(『風俗画報 江戸歳時記 第六十五号』より)、土人形内裏雛、節句掛軸、金助鞠、薩摩糸雛など約80点
また、本展覧会では、下関地方で端午の節句の風物詩であった「さるのぼり」と地域の方々が復元した現在の「さるのぼり」を公開しております。

2016 12 December ・・・・・・Gallery 01

企画展チラシ画像の画像2

カラスヤマコレクション展
「近代やまぐち観光のすすめ」終了しました。

開催期間 平成28年12月10 日(土曜日)から平成29年4月18日(火曜日)まで
観覧料 無料
場所 烏山民俗資料館 Gallery 01

展示概要

 烏山民俗資料館の所蔵品展「近代やまぐち観光のすすめ」は、本館の所蔵する観光資料の中から近代に製作された山口県内の主要観光地の観光パンフレットを紹介するものです。
 山口県の観光事業は、大正から昭和初期に完成する県内各地を結ぶ鉄道や自動車を使用した交通網の整備。そして、国内で同時期に流行した観光旅行を背景として本格的に開始しました。
 県内各地の自治体などでは、観光事業は新興産業の花形として期待されます。そこで鉄道会社、観光団体、旅館などとともに内外へ向けた積極的な宣伝活動がはじまります。
 このような背景によって各地の観光パンフレットは誕生します。観光パンフレットには、土地の魅力を最大限に伝えるため、広告業の発展とともに流行したキャッチコピーを名所や旧跡に冠し、さらには、全国的に流行した鳥瞰図法を用いた絵図の製作を人気作家に依頼するなど、当時の流行を取り入れ、他地域に劣らない魅力的なパンフレットが県内各地で発行されました。
 このように製作された観光パンフレットの情報の中からは、現在とは異なる主要交通網や対象とする観光エリアなど当時の観光事業者たちの空間認識を知ることが可能です。さらに文章中には観光情報だけでなく、名産品や宿泊地、交通手段、料金といったさまざまな地域情報が記されていることから、過去に製作された一枚のパンフレットは、一つの時代を象徴する価値観を凝縮した印刷物といえます。

2016 9 September ・・・・・・Gallery 02

企画展チラシ画像の画像3

企画展
「関門海峡から世界へ 下関近代交通の変遷」終了しました。

開催期間 平成28年9月10 日(土曜日)から平成29年2月14日(火曜日)まで
観覧料 無料
場所 烏山民俗資料館 Gallery 02

展示概要

明治政府は富国強兵のもと、殖産興業を計るとともに全国の都市を結ぶ鉄道網の整備を進め、同時に各地の港湾の整備と汽船による輸送網の確立に取り組みました。その結果、近世に北前船の寄港地として栄えた下関港は、近代輸送網の拠点として新たに発展を遂げます。
しかし、船舶の大型化に際して従来の下関港では着岸できないことなどから、関門海峡を挟む対岸の門司に大型汽船に対応する港の建設が計画され、明治22年より門司港の築港を開始します。
明治32年には、関税法に基づく第一種港湾に関門両港が指定され、下関・門司の両港は外国貿易港となりました。さらには九州鉄道の起点としての門司駅、山陽鉄道の終点としての馬関駅(下関駅)が開業することで、関門地域は、国内外からさまざまな物資が集散する国際貿易都市となりました。
本展では、このような関門地域の発展の基盤となった航路を中心とした交通網の変化と拡大の様相を、航路案内や地図、写真など、さまざまな資料によって紹介することとします。さらには、関門地域の躍進に牽引されるように活性化する周辺地域の産業の姿と変容する地域の様相を明らかにすることで、関門地域と周辺地域の経済的関係性を改めて見つめ直します。

主な展示品

  • 「九軌沿線御案内北九州図絵」(昭和6年 九州電気軌道株式会社発行)
  • 「朝鮮旅行案内」(昭和7年 朝鮮総督府鉄道局)
  • 「欧州航路案内」(明治43年 日本郵船株式会社))
  • 「下関鮮満案内所 鮮満の旅」(下関鮮満案内所発行)
  • 「創立総会報告書」(長州鉄道株式会社 明治四十五年三月九日)
  • 「明治34年度上半期営業報告」山陽鉄道株式会社 

2016 7 July ・・・・・・Gallery 01

企画展チラシ画像の画像4

カラスヤマコレクション展
「むかし話と郷土玩具」終了しました。

開催期間 平成28年7月30 日(土曜日)から平成28年12月6日(火曜日)まで
観覧料 無料
場所 烏山民俗資料館 Gallery 01

展示概要

郷土玩具はその名の通り郷土の文化や風土、信仰を元に生み出された玩具のことです。日本各地にある郷土玩具にはその成立の背景に物語性を含んでいるものが多く見られます。これらの物語は郷土に暮らす人々の教訓や、信仰を映し、素朴な中にも温かみのある暮らしの知恵の結晶と言えます。
 こうしたむかし話の数々は祖父母や両親によって子供達に伝えられました。囲炉裏のそばや炬燵、寝る前の蒲団の中などで語られたむかし話は子供達を楽しませ、豊かな想像力を育てました。しかし戦後になると、核家族化が急速に進んだことで祖父母とは別々に暮らすようになり、両親は仕事にかかりきりになることが多くなったため、絵本を読み聞かせてもらうことはあっても、むかし話をしてくれる人はほとんどいなくなってしまいました。
今回はこうしたむかし話と一緒に物語性を持った郷土玩具を紹介します。一つ一つの郷土玩具に込められた昔の人々の思いや願いを感じ取って楽しんでいただければ幸いです。

主な展示品

赤ベコ、黄ぶな、東照宮の牛若・弁慶、小幡土人形十二支豆人形、おとんじょろう、ショロショロ狐、寝太郎人形、鯛車、笹野彫蘇民将来など約30点

2016 6 June ・・・・・・Gallery 02

企画展チラシ画像の画像5

企画展
「西海にのぞむ村々」終了しました。

開催期間 平成28年6月18 日(土曜日)から平成28年9月6日(火曜日)まで
観覧料 無料
場所 烏山民俗資料館 Gallery 02
※本展覧会開期中の平成28年5月25日から5月27日の三日間は、Gallery02は展示替えのためご観覧できません。

展示概要

下関市西部の響灘に面した南北に延びる長い海岸線は、中国山地の先端がゆるやかに海岸部まで迫ります。この山地に包まれるように集落は形成されることから、この地に暮らす人びとの意識は、自ずと西方に開けた響灘へと向かいます。
この海岸線と風景と人々の暮らしは、明治以降、近代化を背景として大きく変化しました。それぞれの地に遺された人々の記憶の断片を拾い集めると、国内の経済変化に対応すべく、それぞれが生き延びる術を模索し、時には西海へと漕ぎ出し、あるいは自ら技術革新を求め、新たな時代に果敢に挑戦する人びとの姿が浮かび上がります。
しかし、同時期に実施された度重なる行政区域の変化によって、このような小さな村々の近代における暮らしの記録は、次第に中心部の大きな歴史に覆い隠され、今日住民の世代交代や地域経済の変化とともに静かに忘れ去られようとしています。
本企画展では、このような西海に面した小さな村々の暮らしの記録に着目し、それらを再び拾い上げることで、今日衰退しつつあるこれらの地域の文化発展と歴史観の再構築に貢献することを目的とします。

主な展示品

明治時代地方新聞『長州育英新聞』および『小月いろは新聞』、旧村文書(漁業関連資料、勧業関連資料、防波堤建設資料等)、観光関連資料として、各地域の絵葉書、パンフレット等
合計約40点

2016 4 February ・・・・・・Gallery 01

企画展チラシ画像の画像6

カラスヤマコレクション展
「くらしのなかのことば」終了しました。

開催期間 平成28年4月16日(土曜日)から平成28年7月12日(火曜日)まで
観覧料 無料
場所 烏山民俗資料館 Gallery 01
※本展覧会開期中の平成28年5月25日から5月27日の三日間は、Gallery02は展示替えのためご観覧できません。

展示概要

私たちは、日常生活のさまざまな場面で何気なく「言葉」を使っていますが、その言葉がどうして生れたのか、言葉の由来について考えることはほとんどないように思います。本来は、それぞれの言葉には、その名がついた「いわれ」があります。
 言葉の起こりや、もとの形、意味を「語源」といいます。語源を知ることは、言葉の成り立ちや使い方を理解するだけでなく、過去の人びとの思いや暮らしを想像することにつながります。
 本展覧会では、烏山民俗資料館の収蔵品の中から、道具を使った言葉や道具が語源となった言葉を取り上げて、実際の道具とともにその由来や事柄を説明しています。人びとの暮らしに欠かせない道具は、教訓やことわざ、慣用句の中に多く使われています。このような道具は、身近で分かりやすい「たとえ」として生活の中に取り入れられたのでしょう。
 しかし、生活様式の変化によって時代とともに姿を消していった道具もたくさんあります。言葉の中に道具の名前は残っていますが、実生活の中で言葉の元となった道具を目にする機会が少なくなっている、あるいは失われていることも現状としてあります。
 今回の企画展を通して、語源を知ることの面白さを感じていただくとともに、さまざまな道具の中から、過去の人々の思いや暮らしを考えるきっかけとなれば幸いです。

2016 2 February ・・・・・・Gallery 02

企画展チラシ画像の画像7

カラスヤマコレクション展
「節句のしつらえ」終了しました。

開催期間 平成28年2月27日(土曜日)から平成28年6月14日(火曜日)まで
※好評につき、展示期間を延長しております。
観覧料 無料
場所 烏山民俗資料館 Gallery 02
※本展覧会開期中の平成28年4月13日から4月15日の三日間は、Gallery01は展示替えのためご観覧できません。

展示概要

「節句のしつらえ 祈りと願いのかたち」展は、烏山民俗資料館の幅広い所蔵品の中から、「上巳」と「端午」のふたつの節句に関連する資料として、かつての節句行事の形態を残す資料や地域性・時代性のある資料を厳選し、公開するものです。
ご存じのように、三月三日の桃の節句(上巳の節句)は女児の、また五月五日の端午の節句は男児の、それぞれ誕生と健やかなる成長を祈るまつりとして、さまざまな唱歌にも登場し親しまれてきた日本の代表的な伝統行事です。
しかし、桃の節句が女児の祝い、また端午の節句が男児の祝いであるとする考え方は、古くからの伝統ではなく、節句の歴史のうえでは新しい祝いの形態といえます。
これらの節句の行事は、すでに奈良時代頃には中国から伝来したとされ、その後、それぞれの時代の社会背景から影響され、また日本固有の農耕儀礼などとも融合し、進化や消滅を繰り返しながら千数百年の時間を積み重ねた結果、今日の行事形態となったのです。
本所蔵品展をご覧いただくことで、移ろう季節とともにしつらえられる節句かざりやかつての行事形態の中から、人びとが自然とともに生きるうえで変わらず大切としてきた「祈り」や「願い」を感じていただければと思います。

主な展示品

用瀬の流し雛、高松張子「奉公さん」、犬張子、屈原押絵人形、「江戸日本橋十軒店の節句風景(「Le tour du monde」1860〜1914)、「端午市井図」天保九年(1838年)『風俗画報 江戸歳時記 第六十五号』より、延岡のぼりざる、土人形内裏雛、節句掛軸、金助鞠、薩摩糸雛、甲府張子座天神など約80点
また、本展覧会では、下関地方で端午の節句の風物詩であった「さるのぼり」を初公開しております。

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